QUndoView::emptyLabelを使って空ラベルを完全にカスタマイズする

2024-04-02

Qt WidgetsにおけるQUndoView::emptyLabelについて

プログラミング解説

QUndoView::emptyLabelを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. QUndoViewオブジェクトを作成する
QUndoView *undoView = new QUndoView();
  1. emptyLabelプロパティを設定する
undoView->setEmptyLabel("履歴がありません");

上記のコード例では、"履歴がありません"という日本語テキストを空ラベルとして設定しています。

  • emptyLabelプロパティは、QUndoView::setLabel()関数を使用して設定することもできます。
  • 空ラベルは、Qt Designerを使用して設定することもできます。
  • emptyLabelプロパティは、QUndoViewクラスのすべてのサブクラスで使用できます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();
  undoView->setEmptyLabel("履歴がありません");

  undoView->show();

  return app.exec();
}

上記のコード例は、"履歴がありません"という日本語テキストを空ラベルとして設定するQUndoViewウィジェットを表示する簡単な例です。

補足

  • 上記のコード例は、Qt 5.15.2に基づいています。


QUndoView::emptyLabelを使用したサンプルコード

空ラベルを画像に設定する

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();

  // 画像ファイルパス
  QString imagePath = "path/to/image.png";

  // 画像ラベルを設定
  QLabel *imageLabel = new QLabel();
  imageLabel->setPixmap(QPixmap(imagePath));

  undoView->setEmptyLabel(imageLabel);

  undoView->show();

  return app.exec();
}

空ラベルをリッチテキストに設定する

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();

  // リッチテキスト
  QString richText = "<b>履歴がありません</b>";

  undoView->setEmptyLabel(richText);

  undoView->show();

  return app.exec();
}

空ラベルをカスタマイズする

#include <QtWidgets>

class CustomLabel : public QLabel
{
public:
  CustomLabel(QWidget *parent = nullptr) : QLabel(parent) {}

  void paintEvent(QPaintEvent *event) override
  {
    // 独自の描画処理

    QPainter painter(this);

    // 背景色を設定
    painter.fillRect(rect(), Qt::red);

    // テキストを描画
    painter.drawText(rect(), Qt::AlignCenter, "履歴がありません");

    // 枠線を描画
    painter.drawRect(rect());
  }
};

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();

  // カスタムラベルを作成
  CustomLabel *customLabel = new CustomLabel();

  undoView->setEmptyLabel(customLabel);

  undoView->show();

  return app.exec();
}


QUndoView::emptyLabel以外の方法

QUndoView::setEmptyWidget()関数を使用して、QWidgetオブジェクトを空ラベルとして設定できます。この方法を使用すると、ラベルだけでなく、ウィジェットを自由に配置することができます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();

  // 空ウィジェットを作成
  QWidget *emptyWidget = new QWidget();

  // ウィジェットにレイアウトを設定
  QVBoxLayout *layout = new QVBoxLayout();
  layout->addWidget(new QLabel("履歴がありません"));
  emptyWidget->setLayout(layout);

  undoView->setEmptyWidget(emptyWidget);

  undoView->show();

  return app.exec();
}

QAbstractItemView::setHeader()関数を使用して、履歴ビューのヘッダーにテキストを設定できます。この方法を使用すると、空ラベルだけでなく、ヘッダーのスタイルもカスタマイズすることができます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  QUndoView *undoView = new QUndoView();

  // ヘッダーにテキストを設定
  undoView->header()->setText("履歴");

  undoView->show();

  return app.exec();
}

サブクラス化を使用する

QUndoViewクラスをサブクラス化し、paintEvent()関数をオーバーライドすることで、空ラベルの表示を完全にカスタマイズすることができます。

#include <QtWidgets>

class CustomUndoView : public QUndoView
{
public:
  CustomUndoView(QWidget *parent = nullptr) : QUndoView(parent) {}

  void paintEvent(QPaintEvent *event) override
  {
    // 独自の描画処理

    QPainter painter(this);

    // 履歴ビューの内容を描画

    QUndoView::paintEvent(event);

    // 空ラベルを描画
    if (count() == 0) {
      painter.drawText(rect(), Qt::AlignCenter, "履歴がありません");
    }
  }
};

int main(int argc, char *argv[])
{
  QApplication app(argc, argv);

  CustomUndoView *undoView = new CustomUndoView();

  undoView->show();

  return app.exec();
}

これらの方法は、QUndoView::emptyLabelよりも柔軟なカスタマイズが可能です。

  • シンプルなラベルを表示したい場合は、QUndoView::emptyLabel()を使用するのが最も簡単です。
  • より複雑なレイアウトやスタイルを実現したい場合は、QUndoView::setEmptyWidget()またはQAbstractItemView::setHeader()を使用する必要があります。
  • 完全なカスタマイズが必要な場合は、サブクラス化を使用する必要があります。



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