CMakeのCTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM変数を理解する

2024-04-21

CMake 変数: CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM

CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM は、CMake の ctest(1) ダッシュボードクライアントスクリプトで使用される変数です。この変数は、テストを実行する前に Git リポジトリを更新する方法をカスタマイズするために使用されます。

詳細

CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、文字列値を設定できます。この値は、テストを実行する前に Git リポジトリを更新するために実行されるコマンドを指定します。デフォルトでは、この変数は空であり、ctest(1) は Git リポジトリを更新しません。

以下の例は、CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数を使用して、テストを実行する前に Git リポジトリを fetch および pull する方法を示しています。

set(CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM "git fetch && git pull")

この例では、ctest(1) はテストを実行する前に以下のコマンドを実行します。

git fetch
git pull

用途

CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、以下の状況で使用できます。

  • テストを実行する前に、最新のコードを取得する必要がある場合
  • 特定のブランチまたはコミットにテストを実行する必要がある場合
  • Git リポジトリを更新するためのカスタムコマンドを実行する必要がある場合

注意

CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、ctest(1) ダッシュボードクライアントスクリプトでのみ使用できます。CMake の他のコンテキストでは使用できません。

以下の例は、CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数を使用して、テストを実行する前に Git リポジトリを fetch および pull する方法を示しています。

cmake_minimum_required(VERSION 3.1)

project(myproject)

add_executable(mytest mytest.cpp)

set(CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM "git fetch && git pull")

ctest_test(mytest
  COMMAND ${CMAKE_BINARY_DIR}/mytest
)

この例では、以下のコマンドが実行されます。

git fetch
git pull
cmake --build .
./mytest

補足

  • CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、CMake バージョン 3.1 以降で使用できます。
  • CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、Windows、macOS、Linux など、さまざまなプラットフォームで使用できます。

CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数は、CMake の ctest(1) ダッシュボードクライアントスクリプトで使用される変数です。この変数は、テストを実行する前に Git リポジトリを更新する方法をカスタマイズするために使用されます。

この説明が、CTEST_GIT_UPDATE_CUSTOM 変数について理解を深めるのに役立つことを願っています。



これらのサンプルコードは、各言語の基本的な構文や機能を理解するのに役立ちます。

さらに多くのサンプルコード

上記以外にも、様々なサンプルコードがオンラインで公開されています。以下のリソースを参照してください。

これらのリソースを活用して、プログラミングのスキルを向上させましょう。



具体的な情報があれば、より的確な回答ができますので、以下のような点を教えていただけると助かります。

  • 何について「他の方法」を知りたいのか (例:課題を解決する方法、料理を作る方法、旅行に行く方法)
  • 現在の状況や試したこと (例:課題で行き詰まっている、料理がうまくいかない、旅行先が決まっていない)
  • 求めている情報の種類 (例:具体的な手順、ヒント、アイデア)

情報が明確になれば、より有益な回答を提供することができます。ご協力よろしくお願いいたします。




プログラミング初心者でもわかる!CMake の "set_directory_properties()" コマンドの使い方

set_directory_properties() コマンドは、CMakeプロジェクト内のディレクトリとサブディレクトリにプロパティを設定するために使用されます。これらのプロパティは、ビルドプロセス、インストール、その他の CMake 動作を制御するために使用できます。



CMake find_file() コマンドの代替方法:もっと柔軟なファイル検索

<variable>: 検索結果を格納する CMake 変数<file_names>: 検索するファイル名のリスト (スペース区切り)<path_list>: 検索するパス名のリスト (スペース区切り)<options>: 検索オプション (後述)


CMake try_compile() を使って特定のライブラリがインストールされているかどうかを確認する方法

try_compile() は、CMake の強力なコマンドの一つで、コードを実際にコンパイルすることなく、コンパイルが成功するかどうかを確認することができます。これは、特定のコンパイラやオプションがシステム上で使用可能かどうかをテストしたり、コードの移植性を検証したりする際に非常に便利です。


CMakeコマンド「ctest_submit()」でテスト結果をCDashサーバーに送信

ctest_submit()は、CMakeの「Commands」カテゴリに属するコマンドで、テスト結果をCDashなどのダッシュボードサーバーに送信するために使用されます。テスト実行後の結果を可視化、共有したい場合に役立ちます。基本構文オプション解説


CMake の if() コマンド: デバッグとトラブルシューティング

構文条件式if() コマンドの引数には、条件式を指定します。条件式は、以下のいずれかの形式で記述できます。変数の比較: <variable> <operator> <value>コマンドの存在チェック: COMMAND <command-name>



CMakeにおけるCMAKE_AUTOMOC_RELAXED_MODEの詳細解説

CMAKE_AUTOMOC_RELAXED_MODE は、CMakeにおける特殊な変数です。これは、Qtのメタオブジェクトコンパイラ(moc)の動作を制御するために使用されます。デフォルトでは、mocは厳格なモードで動作し、公式ドキュメントに記載されている規則に厳密に従います。一方、CMAKE_AUTOMOC_RELAXED_MODE を有効にすると、mocはより寛容なモードで動作し、規則から多少逸脱した入力を受け入れられるようになります。


CMakeLists.txt の基本的な書き方

CMakeポリシー CMP0135 は、CMake 3.29. 2 で導入された比較的新しいポリシーです。このポリシーは、CMake がターゲットソースディレクトリ内の CMakeLists. txt ファイルを処理する方法を制御します。旧動作 (OLD)


CMakeにおける CMAKE_Fortran_MODDIR_FLAG 変数の詳細解説

CMAKE_Fortran_MODDIR_FLAGは、Fortranモジュールの出力ディレクトリを指定するために使用するCMake変数です。この変数は、Fortranコンパイラにモジュールファイルを保存する場所を指示するために使用されます。


CMakeポリシー CMP0087 の影響を受けるコマンド

CMakeポリシー CMP0087 は、install(CODE) と install(SCRIPT) コマンドにおけるジェネレータ式(generator expressions)の評価方法を制御します。このポリシーは CMake 3.2 で導入されました。


CMAKE_LINK_DEPENDS_NO_SHAREDのサンプルコード

CMAKE_LINK_DEPENDS_NO_SHAREDは、CMakeのターゲットプロパティの一つで、ターゲットが依存する共有ライブラリファイルへのリンク依存関係をスキップするかどうかを制御します。デフォルトではFALSEに設定されています。つまり、ターゲットは依存する共有ライブラリファイルの変更に依存します。