PyTorch CUDA get_device_name 関数でGPUデバイスの名前を取得する方法

2024-04-03

PyTorchのCUDAにおけるtorch.cuda.get_device_name関数について

概要

  • 目的: 利用可能なGPUデバイスの名前を取得する
  • 引数:
  • 戻り値:
    • 取得したデバイスの名前。文字列型で返却

使用例

import torch

# 利用可能なGPUデバイスの数を取得
num_devices = torch.cuda.device_count()

# 各デバイスの名前を取得
for i in range(num_devices):
    device_name = torch.cuda.get_device_name(i)
    print(f"デバイス{i}の名前: {device_name}")

実行結果

デバイス0の名前: GeForce RTX 3090
デバイス1の名前: GeForce RTX 3080 Ti

補足

  • 複数のGPUデバイスを搭載している場合は、device_idを指定することで個別に名前を取得できます。
  • デバイス名の取得には、CUDAドライバとcudnnライブラリのインストールが必要です。
  • デバイス名が取得できない場合は、エラーが発生します。

torch.cuda.get_device_name関数は、PyTorchのCUDA機能で利用可能なGPUデバイスの名前を取得するための関数です。複数のGPUデバイスを搭載している環境で、個別にデバイスの名前を取得する際に役立ちます。



PyTorch CUDA get_device_name サンプルコード

利用可能なGPUデバイスの名前を取得

import torch

# 利用可能なGPUデバイスの数を取得
num_devices = torch.cuda.device_count()

# 各デバイスの名前を取得
for i in range(num_devices):
    device_name = torch.cuda.get_device_name(i)
    print(f"デバイス{i}の名前: {device_name}")

特定のGPUデバイスの名前を取得

import torch

device_id = 1 # 取得したいデバイスのID

device_name = torch.cuda.get_device_name(device_id)

print(f"デバイス{device_id}の名前: {device_name}")

デバイス名と属性を取得

import torch

# 利用可能なGPUデバイスの数を取得
num_devices = torch.cuda.device_count()

# 各デバイスの名前と属性を取得
for i in range(num_devices):
    device_name = torch.cuda.get_device_name(i)
    device_properties = torch.cuda.get_device_properties(i)
    print(f"デバイス{i}の名前: {device_name}")
    print(f"デバイス{i}の属性: {device_properties}")

デフォルトのデバイスの名前を取得

import torch

device_name = torch.cuda.get_device_name()

print(f"デフォルトデバイスの名前: {device_name}")

CUDAが無効な場合

import torch

try:
    device_name = torch.cuda.get_device_name()
except RuntimeError:
    print("CUDAが無効です")

補足

  • 上記のサンプルコードは、Python 3.7以降とPyTorch 1.8以降で動作確認しています。
  • CUDAドライバとcudnnライブラリのインストールが必要です。


PyTorch CUDA get_device_name 以外の方法

nvidia-smi コマンド

nvidia-smi --query-gpu=name

このコマンドは、システム上のすべてのGPUデバイスの名前を出力します。

os.uname() 関数

import os

device_name = os.uname().nodename

この方法は、Linux環境でのみ動作します。

platform モジュール

import platform

device_name = platform.node()

この方法は、すべてのプラットフォームで動作しますが、必ずしもGPUデバイスの名前を取得できるとは限りません。

psutil モジュール

import psutil

for gpu in psutil.gpus():
    device_name = gpu.name
    print(f"デバイスの名前: {device_name}")

この方法は、すべてのプラットフォームで動作しますが、psutilモジュールのインストールが必要です。

torch.cuda.get_device_name 以外にも、いくつかの方法でPyTorchで利用可能なGPUデバイスの名前を取得できます。

どの方法を選択するかは、環境や目的に応じて決定してください。

補足

  • 上記の方法で取得できるデバイス名は、環境によって異なる場合があります。
  • デバイス名が取得できない場合は、エラーが発生する可能性があります。



CUDAカーネルのパフォーマンス分析に役立つtorch.cuda.nvtx.markの使い方

torch. cuda. nvtx. markは、NVIDIAのNVTXフレームワークを利用して、CUDAカーネルの実行中に発生するイベントをマークするための関数です。この関数は、パフォーマンス分析やデバッグツールで、カーネルの実行時間や並行性を可視化するために使用できます。



PyTorchにおける torch.cuda.make_graphed_callables とは?

torch. cuda. make_graphed_callablesは、以下の機能を提供します。パフォーマンスの向上: グラフ化された呼び出し可能な形式に変換することで、モジュールや関数の実行速度を向上させることができます。動的グラフ実行の利便性向上: グラフ化された呼び出し可能な形式は、動的グラフ実行エンジンで使用することができます。これにより、より柔軟なコードを書くことができます。


複数のプロセスでPyTorch CUDA メモリを効率的に共有する方法

torch. cuda. set_per_process_memory_fractionは、PyTorchでCUDAを使用する際に、プロセスごとに割り当てるGPUメモリの上限を設定するための関数です。複数のプロセスが同じGPUを使用する場合、この関数を使用してメモリ競合を防ぐことができます。


GPU並行処理の秘訣!PyTorchにおけるtorch.cuda.set_streamの役割と使い方

CUDAストリームは、GPU上で行われる計算を順序付けするための仮想的なキューです。複数のストリームを作成し、それぞれ異なる計算を割り当てることで、並行処理を実現することができます。torch. cuda. set_streamは、現在のスレッドで実行されるすべての計算を指定されたストリームに割り当てます。この関数を使うことで、コード内の特定の部分を特定のストリームに割り当て、並行処理を制御することができます。


PyTorchでCUDAの乱数生成を制御:torch.cuda.set_rng_state_allの威力を体感しよう

すべてのGPUの乱数ジェネレータの状態を、指定された状態に設定します。異なるGPU間で乱数生成結果を再現可能にするために使用されます。ディープラーニングの訓練において、再現性のある結果を得るために役立ちます。new_state: すべてのGPUの乱数ジェネレータに設定する状態を表すテンソル。torch



PyTorch Tensor の addbmm_() メソッドとは?

この関数の利点は次のとおりです。複数の行列積をまとめて実行できるため、計算効率が向上します。バッチ処理に対応しているので、複数のデータセットに対して同じ操作を効率的に実行できます。in-place 操作なので、メモリ使用量が削減されます。この関数は、次のような場合に役立ちます。


サブモジュール管理をマスターしよう! PyTorch Torch Script の torch.jit.ScriptModule.add_module() メソッド

torch. jit. ScriptModule. add_module() メソッドは、Torch Script モジュールに新しいサブモジュールを追加するために使用されます。サブモジュールは、別の Torch Script モジュール、または Python の nn


PyTorch Quantization の量子化アウェア トレーニング

torch. ao. quantization. backend_config. BackendPatternConfig. set_reference_quantized_module() は、PyTorch Quantization における重要な関数の一つです。この関数は、参照量子化モジュールを設定することにより、量子化後のモデルの精度とパフォーマンスを向上させる役割を担います。


torch.is_grad_enabled 関数のバージョンによる違い

torch. is_grad_enabled は、PyTorch の自動微分機能が有効かどうかを確認する関数です。この関数は、モデルの推論時と訓練時の動作を切り替えるために役立ちます。詳細引数: なし戻り値: True: 自動微分機能が有効 False: 自動微分機能が無効


PyTorch Quantization:torch.ao.nn.quantized.functional.max_pool1dのサンプルコード集

torch. ao. nn. quantized. functional. max_pool1dは、PyTorch Quantizationで提供される1次元畳み込み最大プーリング層の量子化版です。この関数は、入力テンソルを量子化し、1次元畳み込み最大プーリング演算を実行し、結果を出力テンソルとして返します。