302 Found vs. 301 Moved Permanently:違いを理解する

2024-04-06

302 Found (RFC 9110) の詳細解説

概要

ステータスコードの詳細

  • コード: 302
  • 理由: Found
  • RFC: 9110
  • 説明: クライアントがリクエストしたリソースは、別の URL に移動されました。クライアントは、Location ヘッダーフィールドに指定された URL にリダイレクトする必要があります。

リダイレクトの種類

302 Found は、以下の 2 種類のリダイレクトに使用できます。

  • 一時的なリダイレクト: リソースが一時的に別の URL に移動されている場合に使用されます。クライアントは、次回のリクエスト時に元の URL を使用する必要があります。
  • 永続的なリダイレクト: リソースが永続的に別の URL に移動されている場合に使用されます。クライアントは、次回のリクエスト時に新しい URL を使用する必要があります。

Location ヘッダーフィールド

302 Found レスポンスには、Location ヘッダーフィールドが含まれている必要があります。このフィールドには、クライアントがリダイレクトする必要がある URL が指定されます。

HTTP/1.1 302 Found
Location: https://www.example.com/new-location

上記の例では、クライアントがリクエストしたリソースは、https://www.example.com/new-location に移動されています。クライアントは、この URL にリダイレクトする必要があります。

プログラミングでの使用

302 Found は、さまざまなプログラミング言語で使用できます。以下は、Python で 302 Found レスポンスを返す例です。

from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def index():
    return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)

if __name__ == "__main__":
    app.run()

上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。

302 Found は、リソースが別の URL に移動されたことをクライアントに伝えるために使用される HTTP ステータスコードです。リダイレクトの種類、Location ヘッダーフィールド、プログラミングでの使用方法などを理解することが重要です。



302 Found のサンプルコード

Python

from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def index():
    return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)

if __name__ == "__main__":
    app.run()

JavaScript

// リダイレクト先の URL
const redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";

// リダイレクト処理
window.location.href = redirectUrl;

PHP

<?php

// リダイレクト先の URL
$redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";

// リダイレクト処理
header("Location: $redirectUrl", true, 302);

?>

Java

import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;

public class RedirectServlet extends HttpServlet {

    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws IOException {
        // リダイレクト先の URL
        String redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";

        // リダイレクト処理
        response.sendRedirect(redirectUrl);
    }
}

C#

using System.Web;

public class RedirectHandler : IHttpHandler {

    public bool IsReusable => true;

    public void ProcessRequest(HttpContext context) {
        // リダイレクト先の URL
        string redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";

        // リダイレクト処理
        context.Response.Redirect(redirectUrl, true);
    }
}
  • 上記のサンプルコードは、基本的な 302 Found レスポンスを返す例です。
  • より複雑な処理を行う場合は、各プログラミング言語のフレームワークやライブラリを使用する必要があります。
  • 302 Found レスポンスを使用する際は、セキュリティやパフォーマンスなどの観点に注意する必要があります。


302 Found を返すその他の方法

HTTP ステータスコードを直接設定する

多くのプログラミング言語では、HTTP ステータスコードを直接設定することができます。以下は、Python で 302 Found レスポンスを返す例です。

from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def index():
    return "", 302, {"Location": "https://www.example.com/new-location"}

if __name__ == "__main__":
    app.run()

上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。

リダイレクト用のヘルパー関数を使用する

多くのフレームワークには、リダイレクト用のヘルパー関数が用意されています。以下は、Flask で 302 Found レスポンスを返す例です。

from flask import Flask, redirect

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def index():
    return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)

if __name__ == "__main__":
    app.run()

上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。

フレームワーク固有の方法を使用する

一部のフレームワークには、302 Found レスポンスを返すための独自の方法があります。以下は、Django で 302 Found レスポンスを返す例です。

from django.shortcuts import redirect

def index(request):
    return redirect("https://www.example.com/new-location")

上記のコードは、index ビューにアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。

  • 各プログラミング言語やフレームワークのドキュメントを参照してください。
  • 302 Found レスポンスを使用する際は、セキュリティやパフォーマンスなどの観点に注意する必要があります。

302 Found に関する質問があれば、遠慮なく聞いてください。




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