302 Found vs. 301 Moved Permanently:違いを理解する
302 Found (RFC 9110) の詳細解説
概要
ステータスコードの詳細
- コード: 302
- 理由: Found
- RFC: 9110
- 説明: クライアントがリクエストしたリソースは、別の URL に移動されました。クライアントは、Location ヘッダーフィールドに指定された URL にリダイレクトする必要があります。
リダイレクトの種類
302 Found は、以下の 2 種類のリダイレクトに使用できます。
- 一時的なリダイレクト: リソースが一時的に別の URL に移動されている場合に使用されます。クライアントは、次回のリクエスト時に元の URL を使用する必要があります。
- 永続的なリダイレクト: リソースが永続的に別の URL に移動されている場合に使用されます。クライアントは、次回のリクエスト時に新しい URL を使用する必要があります。
Location ヘッダーフィールド
302 Found レスポンスには、Location ヘッダーフィールドが含まれている必要があります。このフィールドには、クライアントがリダイレクトする必要がある URL が指定されます。
例
HTTP/1.1 302 Found
Location: https://www.example.com/new-location
上記の例では、クライアントがリクエストしたリソースは、https://www.example.com/new-location に移動されています。クライアントは、この URL にリダイレクトする必要があります。
プログラミングでの使用
302 Found は、さまざまなプログラミング言語で使用できます。以下は、Python で 302 Found レスポンスを返す例です。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)
if __name__ == "__main__":
app.run()
上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。
302 Found は、リソースが別の URL に移動されたことをクライアントに伝えるために使用される HTTP ステータスコードです。リダイレクトの種類、Location ヘッダーフィールド、プログラミングでの使用方法などを理解することが重要です。
302 Found のサンプルコード
Python
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)
if __name__ == "__main__":
app.run()
JavaScript
// リダイレクト先の URL
const redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";
// リダイレクト処理
window.location.href = redirectUrl;
PHP
<?php
// リダイレクト先の URL
$redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";
// リダイレクト処理
header("Location: $redirectUrl", true, 302);
?>
Java
import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;
public class RedirectServlet extends HttpServlet {
@Override
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws IOException {
// リダイレクト先の URL
String redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";
// リダイレクト処理
response.sendRedirect(redirectUrl);
}
}
C#
using System.Web;
public class RedirectHandler : IHttpHandler {
public bool IsReusable => true;
public void ProcessRequest(HttpContext context) {
// リダイレクト先の URL
string redirectUrl = "https://www.example.com/new-location";
// リダイレクト処理
context.Response.Redirect(redirectUrl, true);
}
}
- 上記のサンプルコードは、基本的な 302 Found レスポンスを返す例です。
- より複雑な処理を行う場合は、各プログラミング言語のフレームワークやライブラリを使用する必要があります。
- 302 Found レスポンスを使用する際は、セキュリティやパフォーマンスなどの観点に注意する必要があります。
302 Found を返すその他の方法
HTTP ステータスコードを直接設定する
多くのプログラミング言語では、HTTP ステータスコードを直接設定することができます。以下は、Python で 302 Found レスポンスを返す例です。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return "", 302, {"Location": "https://www.example.com/new-location"}
if __name__ == "__main__":
app.run()
上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。
リダイレクト用のヘルパー関数を使用する
多くのフレームワークには、リダイレクト用のヘルパー関数が用意されています。以下は、Flask で 302 Found レスポンスを返す例です。
from flask import Flask, redirect
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return redirect("https://www.example.com/new-location", code=302)
if __name__ == "__main__":
app.run()
上記のコードは、ルート URL にアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。
フレームワーク固有の方法を使用する
一部のフレームワークには、302 Found レスポンスを返すための独自の方法があります。以下は、Django で 302 Found レスポンスを返す例です。
from django.shortcuts import redirect
def index(request):
return redirect("https://www.example.com/new-location")
上記のコードは、index
ビューにアクセスしたクライアントを https://www.example.com/new-location にリダイレクトします。
- 各プログラミング言語やフレームワークのドキュメントを参照してください。
- 302 Found レスポンスを使用する際は、セキュリティやパフォーマンスなどの観点に注意する必要があります。
302 Found に関する質問があれば、遠慮なく聞いてください。
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